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「別に寝るのはいいですけど、昨日みたいなことは勘弁して下さい」
「えーなんで?スリリングじゃん。お友達の横でお友達の顔見ながらSEXするの。見つかったらどうなるのかなーとか考えながらしたかったのにお前下に俺の事連れて行くんだもん」
「当たり前でしょう……」
昨夜いきなり押しかけてきた井伏は智也が寝てるから帰ってくれと鍋島が断ったにもかかわらず、智也の寝顔を見たら帰るから家に上げてくれと言ってきた。
それで帰ってもらえるのならと家に上げ疲れて寝ている智也の顔を見せ帰宅を促すと、いきなり床に跪き力の失っている鍋島の中心を咥えだした。
咄嗟のことで振り払うこともどかすこともできずにいると、慣れた刺激にだんだんと頭を擡げてきた自身を恨めしくも思った。
下品な水音と自分の荒い息遣い、智也の小さな寝息が妖艶に絡み合った空間にやられたのか小さく舌打ちをして井伏の腕を掴みリビングへと移動したのだった。
そこで井伏の思惑通りに彼を抱き、常日頃とは少し違うシチュエーションに興奮しながら気づくと朝になっていた。
狭いソファで二人裸で寝ていたので、朝起きた智也も何があったかを理解しただろう。
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