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「とりあえず好きなとこ挙げるから。…まず、かわいい。そして、頭がいい。あと、髪きれい。優しい。一緒にいて楽しい。正義感が強い。…あと、今日知ったけど、抱き心地がいい。最高」
「変態」
「なんでもはっきり言うとこも好きだよ。…なんかさ、よく、…1年のときから好きでした!とか言うじゃん。…俺さ、気付いたらもう好きだったんだけど、いつから好きなんだろうね。…記憶にある限りで最初に好きだなって思ったのは、小学校の掃除してるときなんだけど。すごい楽しそうに掃除してて、なんかめっちゃきらきらしてたの。かわいいなぁって思った。それから、勝手に目が追うから…たっくんもやよいちゃんのことが好きだって気付いちゃって…そのときは」
「え、待って。なにそれ。知らないんだけど」
「…俺は、その時は見てるだけで良かったんだけど、たっくんはそれも許せなかったみたいで…」
「わ、私のせいでいじめられてたの!?」
「ちょ、離れないで。あと大きい声出さないで」
「あ、ご、ごめん…」
「…いじめのきっかけはそうだったのかも。でもたっくん以外は対象は誰でもよかったんだと思うよ。…ま、やよいちゃんがかばったせいでエスカレートした感はあったよね~…ていうか、この話は今どうでもいいんだけど」
「…ごめん…私、全然気付かなくて…」
「うん。言ってないからね」
「…なんでやられっぱなしで腹立たないんだろうって思ってた」
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