1 あらすじ、設定

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 【世界観・あらすじ】  →→魔法があり、剣があり、人間や人間以外の人々と生き物とが、時に争い、しかし共存しながらある世界。魔法技術の発展と〈王の騎士〉と呼ばれる絶大な超人的戦力が国力をもたらし、各国が競って自国の利益を増長させる為、どこまでも躍起になっている戦乱の時代。各地域や大陸を起点に分かれ、それぞれがそれぞれの思う国家を形成している。中には未開の大陸や前人未踏の秘境も多く点在していて、世界の謎はまだその全てを明らかにしていなかった。  大陸随一の領土を誇る超大国「ヴァルハラ王国」に仕える下級騎士「マリア=ハーディ」は、自らの故郷「フューリ村」をヴァルハラ王国軍の手によって焼き払われた。休暇中、久々の帰省を楽しんでいた所の惨劇だった。女子供も容赦なく殺され、あらがう術も無く蹂躙される。マリア自身も深く傷付き、朦朧とした意識の中で、マリアは語りかけてくる声に気付く。声の主「アレクト」はマリアを助け、それと同時に異形の化け物としての力、〈獣の騎士〉をマリアに預ける。〈獣の騎士〉の力により、故郷へ攻め入った王国軍をマリアは次々惨殺していく。軍を率いていた騎士を惨たらしく殺したところで、一人の放浪者「シオン」と腰に差した喋る刀「叢雲」が彼女の前に現れる。既に意識が無く、見境無しに襲いかかったマリアをシオンはなんとか食い止め、気絶した彼女を連れ焼け落ちる村から一度離れた。 森の中で目覚めたマリアはシオンから、旅の途中に助けを請われたから村へと訪れた旨を説明する。それはまだ終わっておらず、マリアを助けるのが残っていると告げるシオン。マリアは自分の故郷を滅ぼした王国と、それを命令したヴァルハラ国王に復讐を決意する。  一人ヴァルハラ王都へ向かおうとするマリアを必死に引き留め、シオンはヴァルハラ王国と現在戦争中の「バビロン帝国」への亡命を提案する。シオンの必死の説得に応じ、マリアとシオンは共に旅立つ。王国からの執拗な追撃、英雄とも言える〈王の騎士〉との激しい戦闘。二人の確執と和解、旅の道中で出会った人々、かけがえのない仲間達。そして遂に王城へと攻め上がったマリアとシオンは、激戦の末にとうとうヴァルハラ王を討ち果たす。その今際の際に、二人は王から世界の真実を知らされる。
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