ブレイド・ビースト・ブレイザー

１ あらすじ、設定

　【登場人物】

　・マリア＝ハーディ
　→女性騎士。本作の主人公。物語の始まりであるフューリ村の出身。ではあるが、生まれは国境いにあった寒村。紛争に巻き込まれ両親を失い、流れてフューリ村までたどり着いた。黒髪ロング、切れ長の茶色い目に童顔の１９歳。身長１７１センチ、体重６０キロ。いろいろなモノがデカイ。軽装の騎士鎧を身に纏う。屈託がなく明るい性格で、誰とでも分け隔てなく接することが出来た。物語冒頭の惨劇で人格が一変、〈転化〉した意思を持つ鎧「アレクト」と共に以降は復讐に駆り立てられることとなる。結果、自分の顔に出来る小ジワとも静かな闘争を繰り広げることとなる。

　・アレクト
　→鎧に〈転化〉した〈インテリジェンスアイテム〉。オプションで大剣も付く。中身はボクっ娘。これを纏うことによって獣の騎士となり、物理で殴る系の絶大な戦闘能力を得ることが出来る。普段は魔法によって鎧の大部分を格納しているが、一部分は表に鎧を出し続けなければいけない為マリアの右腕の手甲として具現化している。声を出して会話することも、マリアと無言の意思疎通を図ることも出来る。性格は打算的で暴力的。戦闘狂で脳みそがヒャッハーしている。世紀末。

　・シオン
　→未開の大陸から放浪してきた旅人の少年。バカでお人好しで大飯食らいと、分かりやすさ三大要素を兼ね備えたもう一人の主人公。バカ。バカじゃない時もある。１６歳。身長は１５９センチ、体重５２キロ。アクションと表情がオーバーな青い目の少年。くすんだ灰色のショートカットに使い古されたローブやブーツなどの旅装束、腰に差した一本の刀である〈インテリジェンスアイテム〉の「叢雲」が特徴。人のお願いとか助けを請われたらすぐに物理的交渉を行うヤベーやつ。もう一人の脳みそヒャッハー枠。「叢雲」の補助による戦闘の技量はほとんど化け物。

　・叢雲
　→シオンの持つ〈インテリジェンスアイテム〉の刀剣。比較的無口。的確な指示を出す先生枠。放っておくと拗ねたりするかもしれない、ツンデレ属性を内に秘めた刀。元々はとある旅人の所有物をシオンが受け継ぐ形で旅を共にしている。アイテムとしては非常に古く、自分の中に蓄積された記憶、経験を現行の所有者に継承することでその力を扱う事が出来る。切りつけた斬撃を操作したり、魔力によって刀身を伸ばしたり、汎用性は高い。