ブレイド・ビースト・ブレイザー

１ あらすじ、設定

　レナ・テオ＝リース夫妻。
　→カレンの両親。レナは薄い色素の茶髪をブルネットで肩まで下ろした恰幅の良い女性。肝っ玉お母さん系。生来の高い包容力で孤児だったマリアを引き取り、発揮される肝っ玉ぶりで立派に騎士を二人育て上げる辣腕の保持者。テオは赤毛をバンダナで隠し、緑のタンクトップと筋骨隆々の肉体で豪快さをアピールする豪快な雰囲気の男。豪快なのは雰囲気だけ。掘りの深い顔に蓄えた口ひげが特徴な、身長２０３センチ、体重１０１キロ。例に漏れず、自分の妻には弱いタイプ。お互い同い年の３９歳。二人とも王国軍に殺される。

　・レイ・アナ＝リース兄妹
　→カレンの弟妹。両親をそのまま子供にしたような、快活な少年少女。レイが１０歳、身長１２８センチ、体重３５キロ。薄い赤毛を借り上げ、よれたＴシャツ短パンがトレードマークのガキ大将。１年を通してこの装備が揺らぐことは無い。雨が降ろうと雪が降ろうと年間３６５日をこの最薄最軽量の鎧で過ごす。カミナリ（物理）が家庭内で降ってきたら別。アナは９歳、身長１１９センチ、体重３０キロ。濃い色の茶髪を三つ編みお下げにした村娘。フリフリスカート大好き世代。可愛げのある三角巾で頭頂部を守り、そこから流した前髪でチャームポイントを形成。村の視線を独り占めしようと画策していた所にこの悲劇である。かなしい。姉妹揃ってかなしい。村から逃げ、追っ手の兵士から隠れていたところに通りがかりのシオンに結果として助けられるので、その意味に於いて哀しくはない。なお、道草を蹴飛ばすみたいに兵士を倒して駆け抜けていった為、シオンは二人を助けた事実を知らない。かなしい。