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二年B組の教室に着くと、窓際真ん中の席に、蓮がいた。
どうやら一年C組の学祭委員は、蓮のようだ。
「やほー。席って自由?」
おー、と言われ、蓮の隣の席に着く。
「なに、お前、立候補したの?」
「まさか!するわけないじゃん!指輪抜くのに必死になってたら、もうこれしか残ってなかった」
「うっわ!ばかだなー」
と言われ、万桜は思わず、むっとする。
「そういう蓮はどうなのさ?」
「委員会決める時間に遅刻したら、勝手にこれになってた」
「ぷっ!」
――なによ、一緒じゃない!
ばーか、ばーか!と、反撃が怖いので、心のなかでだけ繰り返した。
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