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ファノーラの誕生日
次の日の朝、私が水の精霊レイと遊んでいた時。私を起こしに来たお母さんが部屋に入って来た。
「おはよう、ファノーラ。あら、もう起きてたの!?」
「はーい」
「あらあら、じゃあ、ご飯食べにリビングに行こうか。今日は、お父さんも1日遊んでくれるって。」
お母さんは、私を抱っこしてリビングに行った。もちろん、レイも一緒に。レイは、精霊だからご飯は、いらなくて、空気中の魔力?があればいいみたい。
「おはよう、ファノーラ。」
「おあよう」
「おぉー、よく話せるようになったな!」
お父さんは、私を撫でながら微笑んだ。お父さんの仕事は、領地の民を暮らしやすくしたり、問題を解決したりする事なんだって。お母さんが、言ってた。今日は、私のために昨日頑張ったとか…
ありがとう、お父さん。そんなお父さんへのブレゼント。朝、レイと練習した言葉。
「パパ。ママ。にぃにぃ。」
お兄ちゃんは、難しくてこうなった。
「すごいよ!すごいよ!お母さん嬉しいよ!」
「すごいな!もう完璧だな。ファノーラ」
「すごいよ。ファノーラ、もう1回言って。」
「にぃにぃ。」
みんな喜んでる。褒められるって嬉しいな。でも、お父さん、さすがに少し親バカではないですか?
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