ファノーラの誕生日

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私は今、お父さんとお兄ちゃんと一緒に庭に来ています。今日は、水遊びをするそうです。 水遊び大好き。今は、ぴったり夏らしいし。この世界では、春、夏、秋、冬がある。時計は、発達してなく太陽の傾きで判断する。だから、四季があっても気温で判断する。 「お父様、ここにタライを置きますがいいですか?」 お兄ちゃん、お父さんには、敬語なのね… 「あぁー、いいぞ。ファノーラを抱えて離れて起きなさい。」 「はい、お父様」 どうやって水を入れるのだろう? 「我が求める水よ 我の思うように流れよ ウォーター」 忘れていた、お父さん確かすごい水魔法の使い手だったけ お父さんの魔法によって生み出された水は、瞬く間にタライを埋めうくした。 「パパ、すごい」 「そうか!ファノーラも後2年もしたら使える魔法が分かるぞ!」 どういうこと?全ての魔法が使えるんじゃないの?世の中そんな甘くないか…… とりあえず、今は、遊びますか!! タライを見るとそこには、飛び込んだばかりのレイがいた。 レイ、いくら私にしか見えてないからってはしゃぎすぎだよ……
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