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「はじめまして、お父様、お母様。私は、光の精霊アノカです。ほら、レイも!!」
「はっはい!!はじめまして。私は、水の精霊レイです。」
2人は、揃って頭を下げた。お母様は、可愛いといった目で見ている。一方、お父様は、お兄ちゃんと同じく固まっている。
さすが、アノカ礼儀が正しいね。
「ファノーラ、いつから精霊達いたの?」
「えーと、1歳の誕生日ぐらいから……」
「そうか、そうか。じゃあ、昨日の魔法は、レイの力なのかな?」
「そうだよ」
「これからも精霊達と仲良くするんだぞ!」
「そうね」
「もちろんです。お父様、お母様」
案外、お父様もお母様もあっさりしてたなぁー お兄ちゃんもお父様やお母様の意見に納得しているみたいだし、この話は、もう終わり!!
皆がそれぞれ行きたい所に去る中、お母様は、私に声をかけた。
「ファノーラ。まだ、何か隠しているでしょ!」
「えっ!?そっそんなことないですよ」
お母様は、何も言わずに目線で私を問いただす。
「はい。まだ、隠しています………」
やっぱり、お母様には、私の心の中を隠せないや………
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