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私は、さっきお父様達と話している時。私は、私が転生した事を話すか迷っていた。まぁ、余りお父様達に関係ないからね。
「さぁ、ファノーラ。さっきは、待ったけれども今回は、絶対に話してね!!」
「はい…… 私は、お母様達と話している時。何処か悲しそうですよね…?」
「何度か、そう思った事もあったわ」
「やっぱり、バレてましたか…… 私が何処か悲しそうなのは、前の私を思い出すからです………」
「前の私?」
私の声は、どんどん小さくなり、自信も無くなっていた。
「ここからは、お母様と私の秘密です。
私は、転生しました。私の私は、病弱でよく入院していました。ある日、風邪を拗らせて死んでしまいました。お父さんやお母さんに見守られながら………
だから、私は、お母様、お父様と呼んでいるのです」
お母様は、泣きながら私を抱きしめた。お母様の温もりが嬉しかった。
私は、過去を引きずったままだったんだ……… 今は、ここが私の居場所!
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