金魚花火

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えっ。 なんだこれ! 屋台の灯りを追ったその先には… 比べ物にならない行列が続いていた。 屋台の量もさる事ながら… …何だ、この賑わい方。 ふと気が付けば雨も止んでいる。 本当に一時的な通り雨だったようだ。 まぁ、とにかくこの人混み様。 …はぐれないようにしないとな。 「由紀?離れないようにしろよ。」 呟きながら後ろを振り返る。 「って早速かよ!!!」 誰も居ない背後に1人叫んだ。
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