第1章 プール

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集合場所はプールの最寄り駅。 稲城駅。 午前九時に待ち合わせた。 もちろん、魔夜は寝ぼけ眼を擦りながらこっちに歩いてくる。 いつもの事だが可愛いなぁ。 姫璃もそんな魔夜のことを心配しながらこっちに向かって歩いてくる。 「おはよ、二人とも。可愛いなぁ」 「おはよぉ、可愛い、かな? えへへっ」 姫璃は嬉しそうな顔をしてくれた。 魔夜はまだ眠そうだ。 とてつもなく可愛いが。 眠そうな魔夜の手を握り姫璃も私の手を握る。 「よし、じゃあ行こっか! このバス乗れば行けるのね! 」 1番テンションが高いのは姫璃だった。 たぶん、普段は車での移動が多いのだバスに乗るのが新鮮なのだろう。 私たちは30分くらいバスに乗って話をしているとあっという間に着いた。
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