第1話

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鷹丸:そりゃ信頼されているからさ! 琴子:バカにしたんだけど。 鷹丸:どこがだよ! 琴子:そのツッコミもズレってるっつーの。何、またモンスター退治に行くの? 鷹丸:退治じゃなくて掃除! 琴子:一緒じゃん、暇人。 鷹丸:暇じゃねぇよ! ちゃんと感謝もされているだろ! 琴子:金になることしろや。 鷹丸:琴子みたいなエリート様は依頼が来るかもしれないけどな、    俺はそういうの無いんでな、まっ、この自分磨きがいつかお金になるんじゃないかなっ? 琴子:一生いいようにオジサンに使われてろ。 鷹丸:なんてこと言うんだ! いっつも! ○ぷんすかとコミカルに怒っている鷹丸。  少し俯いて頬を赤める琴子を、下のアングルから。首のあたりを恥ずかしそうに掻いている。  琴子:……じゃ、じゃあさ、アタシの仕事、手伝わないか……。    成功したら、その、報酬分から少し金を、やるけども……。 鷹丸:いいよ、どうせ琴子は天才だから1人で何でも出来るだろ。俺が邪魔になるだろうし。    俺は俺なりの道を歩むんだ! ○顔から機関車のような蒸気を出し、酷く声を上げる琴子。 琴子:じゃあ勝手にしろよ! バァカ! ○走り去る琴子。 鷹丸:何だよ……急に激情的になって。    幼馴染なんだからもっと優しく応援しろよ、全く。
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