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鷹丸:そりゃ信頼されているからさ!
琴子:バカにしたんだけど。
鷹丸:どこがだよ!
琴子:そのツッコミもズレってるっつーの。何、またモンスター退治に行くの?
鷹丸:退治じゃなくて掃除!
琴子:一緒じゃん、暇人。
鷹丸:暇じゃねぇよ! ちゃんと感謝もされているだろ!
琴子:金になることしろや。
鷹丸:琴子みたいなエリート様は依頼が来るかもしれないけどな、
俺はそういうの無いんでな、まっ、この自分磨きがいつかお金になるんじゃないかなっ?
琴子:一生いいようにオジサンに使われてろ。
鷹丸:なんてこと言うんだ! いっつも!
○ぷんすかとコミカルに怒っている鷹丸。
少し俯いて頬を赤める琴子を、下のアングルから。首のあたりを恥ずかしそうに掻いている。
琴子:……じゃ、じゃあさ、アタシの仕事、手伝わないか……。
成功したら、その、報酬分から少し金を、やるけども……。
鷹丸:いいよ、どうせ琴子は天才だから1人で何でも出来るだろ。俺が邪魔になるだろうし。
俺は俺なりの道を歩むんだ!
○顔から機関車のような蒸気を出し、酷く声を上げる琴子。
琴子:じゃあ勝手にしろよ! バァカ!
○走り去る琴子。
鷹丸:何だよ……急に激情的になって。
幼馴染なんだからもっと優しく応援しろよ、全く。
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