第1話

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○場面転換。  森の中。  整備された道はあるが、  道の部分は砂地になっているだけでコンクリートなどで舗装されているわけではない。 鷹丸:道があろうが無かろうが、モンスターは出てくるからなぁ。    というか結局、道にモンスター出てくるし、物資運んでいる運送屋を襲おうと。 ○道を歩いて、行ったり来たりの鷹丸。  そこに物資を運んでいる運送屋が現れる、大型の貨物馬車。 運送:あっ、鷹丸くん、どうも。 鷹丸:そのマークはアオトリ運送か。 運送:安全安心のアオトリ運送だよ。 鷹丸:その分、高いけども。 運送:対モンスター用の傭兵も雇っているからね。 鷹丸:みんなアオトリ運送みたいなとこなら、大丈夫なのにな。 運送:まあね、じゃあ鷹丸くんも無理しないで頑張ってよ。 鷹丸:はーい。 ○貨物馬車に乗っている傭兵が運送屋のオジサンに話し掛ける。 傭兵:何だあのガキ、大丈夫なのか? 運送:この辺では有名な、自由な用心棒ってとこだね。    運送屋を襲うモンスターを退治、いや掃除するみたいだね。うん。 傭兵:掃除……あの持ってる箒で、か。 運送:そうそう、僕じゃないけども、うちも助けてもらったことがあるし。 傭兵:傭兵がいたのに、助けてもらったのか、そりゃ弱い傭兵だな。    そういう弱い傭兵がいるところは止めたほうがいい、是非毎回俺の会社のところを……。 運送:君の会社の傭兵だけどね。 傭兵:……。
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