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○場面転換。
森の中。
整備された道はあるが、
道の部分は砂地になっているだけでコンクリートなどで舗装されているわけではない。
鷹丸:道があろうが無かろうが、モンスターは出てくるからなぁ。
というか結局、道にモンスター出てくるし、物資運んでいる運送屋を襲おうと。
○道を歩いて、行ったり来たりの鷹丸。
そこに物資を運んでいる運送屋が現れる、大型の貨物馬車。
運送:あっ、鷹丸くん、どうも。
鷹丸:そのマークはアオトリ運送か。
運送:安全安心のアオトリ運送だよ。
鷹丸:その分、高いけども。
運送:対モンスター用の傭兵も雇っているからね。
鷹丸:みんなアオトリ運送みたいなとこなら、大丈夫なのにな。
運送:まあね、じゃあ鷹丸くんも無理しないで頑張ってよ。
鷹丸:はーい。
○貨物馬車に乗っている傭兵が運送屋のオジサンに話し掛ける。
傭兵:何だあのガキ、大丈夫なのか?
運送:この辺では有名な、自由な用心棒ってとこだね。
運送屋を襲うモンスターを退治、いや掃除するみたいだね。うん。
傭兵:掃除……あの持ってる箒で、か。
運送:そうそう、僕じゃないけども、うちも助けてもらったことがあるし。
傭兵:傭兵がいたのに、助けてもらったのか、そりゃ弱い傭兵だな。
そういう弱い傭兵がいるところは止めたほうがいい、是非毎回俺の会社のところを……。
運送:君の会社の傭兵だけどね。
傭兵:……。
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