【ロストバージン】23の夏

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太陽がアスファルトを焦がしていた。 肌に刺さる熱線に、私の白肌は赤く焼けていた。 蝉時雨が耳鳴りするほどうるさくて、夏が来てもちっとも嬉しくなかった。 私は憂鬱だった。
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