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「兎川先輩!…兎川あゆ先輩!」
「はい!?」
「…先輩が、好き、です!!」
ある日、仔犬みたいな男の子に告白された。
目がクリクリしてて、髪の毛もフワフワ、本当に仔犬みたいで、純粋な男の子。
「うん、私も好き!」
………………告白してくれたのは仔犬みたいな男の子、だったはずなんだけど、
その子に。
「先輩、僕の事ホントに好き?」
…押し倒されてます。
「え、え…っ」
どうしてこうなってるんですかね…!?
事の発端は私が同じクラスの男子と話しているのを見られたこと。嫉妬した彼…犬飼壮くんが私を誰もいない自習室に連れ込んで
今は机に押し倒されてます、と。
「早く答えてよ。…じゃないと」
「…っひ!?」
1番弱い耳を舐められた。次に首筋を軽く食まれ、その後やっぱり舐められた。
「ふぁ、あっ」
「…こうやって先輩の弱い所どんどん虐めちゃうけど」
「…壮くん、やめ、ふぁっ」
「………先輩のその声、ちょー可愛い…♪」
…この子好きって言わせる気ないよね…!?
「…ほーら、早く言わないと…」
「言わせる気ないよね壮くん!?」
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