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鳴滝青砥は中学三年生の男子。警察官の父を持ちながら、親友の明星佑が目の前で万引きするのを、止められなかった事で落ち込んでいた。受験ノイローゼ寸前の佑には強く共感していたが、青砥の正義感は強かった。
そんな折、学校で奇妙な心理テストを受ける。その日の夜、塾から帰って家のポストを覗くと、青砥宛ての封筒に、宝石がはめ込まれたネックレスが入っていた。宝石と金具をねじると、世界は裏側に突入する。その世界では、モンスターが人を襲い、人をモンスターに変化させていた。「感染を止めなければ」と思い、青砥はモンスターを倒す。異変の原因は宝石だろうと直感した青砥は、ねじりを逆戻りにする。すると、パッと世界は現代に戻った。
だが、世界は変化していた。いつもは反抗期で母親と喧嘩している妹が、しんなりしていたのである。母親も機嫌がいい。「ねじった先にある世界のモンスターは、人の心の醜さ」だと悟った青砥は、暇さえあればモンスター退治に没頭する。こんな事を相談できるのは、ぎこちない関係にはなっていたが、やぱり佑だけだった。
ある時青砥は、ねじった先の世界で魔王に出会う。モンスターを庇護する魔王は和平を説得して来た。それに応じない青砥は殺されかけるが、間一髪の所で同業者に助けられた。彼女は隣のクラスの蒔苗遊義。遊義もまた、いじめを止められない自分にフラストレーションを感じていた。遊義は他の同業者とも遭遇していた。乙女座の青砥と牡牛座の遊義は、星座占いでは地属性同士相性が良く、強力な合体技が扱う事ができた。もし12星座全員がいたとして、合体技を扱えたら、魔王も倒せるのではないかと夢を膨らませる。
青砥と遊義は仲間を12人見つけ出す。そして合体技を駆使して魔王を倒した。それから現実に帰ってくると、佑は魂が抜けたようになっていた。佑は魔王だったのである。その後、12人は職員室に呼ばれて、事件の真相を知る。宝石を送ったのは校長先生。子どもの教育方針を「矯正」にするか「放任」にするか、大人同士で意見が割れているので、どちらが良いか子どもに決めてもらうための行事だそうだ。青砥たち12人は矯正代表で、佑は放任代表の1人だそうだ。だが放任の代表者は、佑以外「ねじった先の世界」へ行こうとしないらしい。だから、現実で直接彼らを矯正して欲しいと先生に頼まれる。それを聞いた12人は同時に、この場で宝石をねじった。
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