第1ノ章 “少年の能力(チカラ)”

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第1ノ章 “少年の能力(チカラ)”

ボクはタナトス・リベラーティオ 今日も仮面をつけて散歩に行く。 なぜ仮面をつけてるのかって? それは、ボクの顔を見た人達が 次々に目眩と吐き気に見回れて バタバタと倒れていくからなんだ… ボクの顔はそれだけおぞましいんだと 父さんと母さんには仮面をつけなくてもいい! って言われるけどさ… ボクは嫌なんだよな、バタバタ 倒れて行く人たちみるの なんか、女の人たちの方が倒れる率高いけど… この前は変なおじさんにも 追いかけられたし、嫌なんだよな…もう 鏡はみないようにしてるんだ、割りたくなるから… ボクは一人でいたいから実家を飛び出した 今は一人で見知らぬ街を歩いてる みんなの視線が注がれる… だけど仮面のおかげで倒れる人はいない ん…北の公園広場(ノーズパークプラザ) 公園だね、ちょっと入ってみようかな… ボクは入り口の看板の横を通って 公園広場に入った… すごいや、まるで森みたいだ! 奥に進むにつれて薄暗くなる あの木、他の木とは離れた所に 根をはっちゃったんだ… 可哀想に、あの木だけなんだか寂しそうだよ ボクはその奥にポツンと佇む木に近づいて 右手の革手袋をとった…image=510880705.jpg
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