第2ノ章 “少女の住まい”

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メニーナ・ペレグリーヌ 「タナトスくん…なんで、お面を つけたまま食べるの?」 ボクは仮面越しからメニーナを見つめる ボク (タナトス・リベラーティオ) 「食事中にボクの 顔をみたら、吐くからさ…」 メニーナは首を傾げた メニーナ・ペレグリーヌ 「そうなの?」 ボクは頷き、サンドイッチを食べ進める ボク (タナトス・リベラーティオ) 「そうだよ、気持ち悪く なったら困るから… このまま、食べてるんだ。」 メニーナの母親はこちらに視線を向ける メニーナの母親 「でも、可愛らしい口元ね… タナトス君はそんなに酷い顔してるの?」 ボクは仮面越しにメニーナの母親に視線を向ける ボク (タナトス・リベラーティオ) 「はい、鏡を割りたくなる ぐらいに酷い顔です。」 ボクははっきりと言い放った メニーナ・ペレグリーヌ 「なに、タナトスくん そんなにぶちゃいくな顔してるの?」 まあ、不細工だろうな… ボク (タナトス・リベラーティオ) 「そうだよ、だから… ボクの顔は見ない方がいい。」 メニーナの母親が仮面の下を覗こうとしてきて ボクは思わずサンドイッチを頬張り仮面をつけ直した
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