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ボクは一通り部屋を見回して
メニーナに顔を向ける…
ボク
(タナトス・リベラーティオ)
「それで…何を動かしてほしいの?」
いつの間にか少女がぴったりくっついてて
一瞬だけ、驚いてしまった
メニーナ・ペレグリーヌ
「あのね、タナトスくん
あの蜂さんを動かしてほしいの…」
い、意外と胸大きいんだな…
って…なに考えてるんだよ、ボクは!
これだから男はバカだって言われるんだ…!
ボクは気を取り直して
少女が指差した先の棚に顔を向ける
ボク
(タナトス・リベラーティオ)
「あそこに置いてある
5匹の蜂の模型だね、わかった…」
ボクは右手の手袋をとり
蜂の模型5匹に順番に触れた
少しして蜂達が羽を羽ばたかせ
部屋中を順番に飛び始め
ボクは再び右手に手袋をつけなおす
メニーナ・ペレグリーヌ
「わあ~!すごいすごい!
きゃははははっ♪」
蜂と一緒に部屋を駆け回る少女だったが
その動きかボクの方を向いたまま、止まる
ブーン!カツッカツッ!
模型の蜂に立て続けに襲撃され
ボクは後ろにのけぞり仮面が外れかけた!
ボク
(タナトス・リベラーティオ)
「ッ…!」
まさか、動きを与えた物に
襲撃されるとは…!?
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