第2ノ章 “少女の住まい”

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お泊まり会…はあ… ボクはあからさまにがっかりした メニーナ・ペレグリーヌ 「あれ、タナトスくんは嬉しくないの?」 嬉しいわけないだろ…! ボク (タナトス・リベラーティオ) 「キミには警戒心てものが無いんだな…」 メニーナは首を傾げた メニーナ・ペレグリーヌ 「けいかいしん…?」 ダメだ、分かってない顔してる… ボク (タナトス・リベラーティオ) 「まあいいよ… ほら、寝る時間だ ボクはその床に置いてある クッションで寝るから…」 メニーナは首を左右にふる メニーナ・ペレグリーヌ 「タナトスくんはベッドで寝ていいの! メニーナがそのクッションで寝るからっ♪」 女の子のベッドで寝るのか ちょっと躊躇(ためら)っちゃうな… ボク (タナトス・リベラーティオ) 「分かった…だけど あんまりいたずらしちゃダメだからね?」 メニーナは大きく頷き ボクは靴をぬいでベッドに入った… かぶっていた帽子をとって そばの小さなテーブルに置き 最初は仮面を外さずに 毛布をかぶり、メニーナに背を向けた しばらく目を閉じていたけど 仮面がウザくなって、顔を毛布で隠しながら 帽子と同じところに仮面を置き そのまま眠りについた……
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