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ボクはその木に右手で触れる…
少しして地響きがした
ボクは2~3歩下がる
ワサワサワサッ!ゴゴゴッ!
木が全身を震わせて
その根っこが地面の中から出てきて
根っこをうねうねさせながら
歩いて(?)行った
仲間のそばに行っておいで…
ボクは右手に革手袋をはめなおして振り向く
「ひゃ~、お兄ちゃん
今のどうやったの!」
あ…
ボク
(タナトス・リベラーティオ)
「いや、その…」
女の子がこちらに駆け寄ってきた
「ねぇねぇ!お兄ちゃん!
教えてよ~!」
目をキラキラさせながら
無邪気に見つめてくる女の子
ボク
(タナトス・リベラーティオ)
「い、今のはボクの生まれつきの力なんだ…
誰にでもできる事じゃない。」
女の子は相変わらずのキラキラビーム…
メニーナ・ペレグリーヌ
「わたし、メニーナ・ペレグリーヌ!
お兄ちゃん…お名前は?」
…
ボク
(タナトス・リベラーティオ)
「タナトス・リベラーティオ…」
メニーナのキラキラビームが眩しいよ…
メニーナ・ペレグリーヌ
「あのね!タナトス、わたし…
あなたにおねがいがあるの!」
とても嬉しそうだけど…
お、おねがい…?ボクは首を傾げた
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