第1ノ章 “少年の能力(チカラ)”

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ボクはその木に右手で触れる… 少しして地響きがした ボクは2~3歩下がる ワサワサワサッ!ゴゴゴッ! 木が全身を震わせて その根っこが地面の中から出てきて 根っこをうねうねさせながら 歩いて(?)行った 仲間のそばに行っておいで…  ボクは右手に革手袋をはめなおして振り向く 「ひゃ~、お兄ちゃん 今のどうやったの!」 あ… ボク (タナトス・リベラーティオ) 「いや、その…」 女の子がこちらに駆け寄ってきた 「ねぇねぇ!お兄ちゃん! 教えてよ~!」 目をキラキラさせながら 無邪気に見つめてくる女の子 ボク (タナトス・リベラーティオ) 「い、今のはボクの生まれつきの力なんだ… 誰にでもできる事じゃない。」 女の子は相変わらずのキラキラビーム… メニーナ・ペレグリーヌ 「わたし、メニーナ・ペレグリーヌ! お兄ちゃん…お名前は?」 … ボク (タナトス・リベラーティオ) 「タナトス・リベラーティオ…」 メニーナのキラキラビームが眩しいよ… メニーナ・ペレグリーヌ 「あのね!タナトス、わたし… あなたにおねがいがあるの!」 とても嬉しそうだけど… お、おねがい…?ボクは首を傾げたimage=510868744.jpg
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