第3ノ章 “夜の香花街(コウカマチ)散策”

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ドンドンドン! メニーナの父親 「メニーナ!どうした、大丈夫か! 大きな音が…!今開けるからな!」 ガチャッガチャッ! メニーナの母親 「ちょ、あなた…待って落ち着いて!」 やばい!親フラグだ…! ボクは帽子をかぶり仮面をつけなおして ミリタリーブーツを急いで履き 窓を全開に開け窓枠に足をかけた ドンッバタンッ! メニーナの父親 「誰だお前!仮面の少年!」 メニーナの母親 「メニーナ…!?」 メニーナの母親は少女を 抱き上げて熱を測る… やべ、父親がこっちに来た! ボクは憤怒の形相のメニーナの父親から 逃げるように窓の外へ飛び出し 倉庫から離れるように裏庭を走る メニーナの父親 「こら!待て!」 軽く振り向くとメニーナの 父親が窓枠に足をかけていた! メニーナに母親 「あなた!それどころじゃないわ! メニーナ、すごい熱よ…! しかも気を失ってるわ!」 父親が倉庫内に戻りボクは 正面を向いて裏庭から森林の中に迷い込む とにかく今はこの家から遠くへ行かないと…! ボクはメニーナの家から 反対側に向かってとにかく走った ハァハァ…ハァハァ… 暗い森林の中を走るボク 今は月明かりだけが頼りだよ…
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