第4ノ章 “翌日”

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ボクは革手袋をとった右手で ロキの手の上にいる鉄製のスカラベに触れた Mr.ロキチュダック 「お…!」 ロキの手の平で足を動かし始めた 甲虫は羽を広げた バッ シャシャシャン…シャシャシャン… バタタタタタタッ ロキの手のひらから飛び立った 鉄製のスカラベは自由自在に周辺を飛び回る ボクは右手に革手袋をはめなおした… ボク (タナトス・リベラーティオ) 「じゃ、ボクはこれで…」 ボクは家電屋の前から離れ ロキとすれ違う… Mr.ロキチュダック 「…欲しい…」 ! ボク (タナトス・リベラーティオ) 「は…?」 ボクは振り向く Mr.ロキチュダック 「貴様のその能力(チカラ) わが社で活かしてみる気はないかぁ?」 ボクは首を傾げた ボク (タナトス・リベラーティオ) 「はい?よく分からないんだけど…」 な、なんか迫ってきたよ! Mr.ロキチュダック 「だからさぁ、僕と 来いって言ってるんだよ! 貴様の物に動きを与える能力(チカラ)と 僕の科学力があれは… メンテナンスの必要がない鋼の軍団が作れる!」 ボクは後退りして走り出した Mr.ロキチュダック 「あ、こらまて!このくそガキ!」 やばっ…追いかけて来た!
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