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メニーナ・ペレグリーヌ
「タナトス、わたしね…
おうちで変なものを作るのが好きで
流木とか、てつくずとか
ゴミ捨て場にある、いろんなものを使って…
虫さんとか鳥さんとか作ってるの!」
なるほど…めんどくさそうだな…
ボク
(タナトス・リベラーティオ)
「メニーナ、ごめん…悪いけど
ボクはもう行くよ、だから今度ね…」
ボクは女の子から顔をそらして
反対側に行こうとしたけど服の裾を掴まれた
メニーナ・ペレグリーヌ
「やだやだ!お兄ちゃん!
行かないでよ~っ!」
ボクは軽く振り向く
ボク
(タナトス・リベラーティオ)
「キミさ、何歳なの?
ボクに構わないでよ…」
メニーナはこちらをじっと見つめる
メニーナ・ペレグリーヌ
「わたしね、15だよ!
お兄ちゃんは?」
…
ボク
(タナトス・リベラーティオ)
「…18…」
女の子がにぱ~っと笑う
メニーナ・ペレグリーヌ
「じゃあ、やっぱりお兄ちゃんだぁ♪」
服の裾から彼女に手を握られ
ビクッとしてしまった…
ボク
(タナトス・リベラーティオ)
「メニーナ…ボクに関わらない方がいい
キミのパパとママがきっと心配してる…」
女の子が悲しそうな顔をする
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