第1ノ章 “少年の能力(チカラ)”

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メニーナ・ペレグリーヌ 「タナトス、わたしね… おうちで変なものを作るのが好きで 流木とか、てつくずとか ゴミ捨て場にある、いろんなものを使って… 虫さんとか鳥さんとか作ってるの!」 なるほど…めんどくさそうだな… ボク (タナトス・リベラーティオ) 「メニーナ、ごめん…悪いけど ボクはもう行くよ、だから今度ね…」 ボクは女の子から顔をそらして 反対側に行こうとしたけど服の裾を掴まれた メニーナ・ペレグリーヌ 「やだやだ!お兄ちゃん! 行かないでよ~っ!」 ボクは軽く振り向く ボク (タナトス・リベラーティオ) 「キミさ、何歳なの? ボクに構わないでよ…」 メニーナはこちらをじっと見つめる メニーナ・ペレグリーヌ 「わたしね、15だよ! お兄ちゃんは?」 … ボク (タナトス・リベラーティオ) 「…18…」 女の子がにぱ~っと笑う メニーナ・ペレグリーヌ 「じゃあ、やっぱりお兄ちゃんだぁ♪」 服の裾から彼女に手を握られ ビクッとしてしまった… ボク (タナトス・リベラーティオ) 「メニーナ…ボクに関わらない方がいい キミのパパとママがきっと心配してる…」 女の子が悲しそうな顔をする
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