第1ノ章 “少年の能力(チカラ)”

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メニーナ・ペレグリーヌ 「心配なんてしてないわ! だって、わたしが作るもの全部すてるんだもの! パパはゴミを拾ってくるなっていうし… ママはわたしが集中出来るように おうちの裏側の倉庫をお部屋にしてくれたけど…」 … ボク (タナトス・リベラーティオ) 「…閉じ込められたりとかはしてない?」 女の子は頷く メニーナ・ペレグリーヌ 「うん!朝とお昼は倉庫の鍵を 開けてくれてるから 自由にでたりはいったりできるの! 夜だけは鍵をかけられちゃうから 出られないけどね…」 虐待されてるんじゃないのか…? ボク (タナトス・リベラーティオ) 「そう…」 ボクはまた顔をそらした メニーナ・ペレグリーヌ 「タナトスお兄ちゃん… なんで、お顔をかくしてるの?」 う、一番、触れないでほしいところに… 無邪気なメニーナは首を傾げてる ボク (タナトス・リベラーティオ) 「き、キミには関係ないよ…」 顔の向きをそらしてはいるけど ボクの仮面の下の視線はメニーナに向けてる メニーナ・ペレグリーヌ 「う~なによ~! と、とにかくわたしと来てっ」  ボクはメニーナに手を引っ張られて 公園広場の外に連れ出された…image=510880734.jpg
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