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ボク
(タナトス・リベラーティオ)
「あ、ちょ…!」
ボクより背が小さいメニーナ…
手を引かれてるから自然と前屈みの体勢になる
メニーナ・ペレグリーヌ
「電車にのるの!」
で、電車だって…?
ボク
(タナトス・リベラーティオ)
「だけどメニーナ…ボクにお金はないよ?
ここまで歩いてきたんだからさ…」
少女はボクの手を
引っ張りながら軽く振り向く
メニーナ・ペレグリーヌ
「おかねならわたしがもってるよ~♪
パパとママからおこづかいもらってるから!」
…
ボク
(タナトス・リベラーティオ)
「だ、だけど…どこから乗るの?」
メニーナはどこかに向かって
ボクの手を引っ張って誘導する…
メニーナ・ペレグリーヌ
「タナトスお兄ちゃん!
ここはね、はなばさま駅なの…!
わたしのおうちは
隣駅のこうか駅ってところだから!」
駅の事はよくわからない…
ボクはフラフラ歩きながらここまで来てる
だけど、ここが花狭間駅なら
ボクの両親が住む、魅花駅からだいぶ離れてるな
歩いてどこまでも行けるもんなんだ…
ボク
(タナトス・リベラーティオ)
「さっきも言ったけど
ボクにはお金がないんだよ
どうする気?」
ボクは駅の出入り口にある
券売機の前まで連れてかれた
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