第1ノ章 “少年の能力(チカラ)”

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ボク (タナトス・リベラーティオ) 「あ、ちょ…!」 ボクより背が小さいメニーナ… 手を引かれてるから自然と前屈みの体勢になる メニーナ・ペレグリーヌ 「電車にのるの!」 で、電車だって…? ボク (タナトス・リベラーティオ) 「だけどメニーナ…ボクにお金はないよ? ここまで歩いてきたんだからさ…」 少女はボクの手を 引っ張りながら軽く振り向く メニーナ・ペレグリーヌ 「おかねならわたしがもってるよ~♪ パパとママからおこづかいもらってるから!」 … ボク (タナトス・リベラーティオ) 「だ、だけど…どこから乗るの?」 メニーナはどこかに向かって ボクの手を引っ張って誘導する… メニーナ・ペレグリーヌ 「タナトスお兄ちゃん! ここはね、はなばさま駅なの…! わたしのおうちは 隣駅のこうか駅ってところだから!」 駅の事はよくわからない… ボクはフラフラ歩きながらここまで来てる だけど、ここが花狭間駅なら ボクの両親が住む、魅花駅からだいぶ離れてるな 歩いてどこまでも行けるもんなんだ… ボク (タナトス・リベラーティオ) 「さっきも言ったけど ボクにはお金がないんだよ どうする気?」 ボクは駅の出入り口にある 券売機の前まで連れてかれた
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