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ゲームオーバー
ユーマの目の前に倒れているパーティの仲間たちを目の当たりにしている。魔法使いのシェリコに近づき膝から崩れ落ちるユーマ、頭から優しく抱くようにする。
ユーマ「助けられなかった…僕は、何をしているんだ!力があれば…助けられたのに」
シェリコを抱いていると血がユーマの膝にまで滴ってきた。
ユーマ「ひっっっ!!」
シェリコから溢れている血が地面を埋め尽くす。思わずシェリコを離してしまい、血の水たまりに落ちる。人の死を目の前にして、かつての仲間だった仲間を抱きしめられない自分の愚かさと申し訳なさと怒りからユーマの目から涙が溢れだし、地面に丸まってしまう。
ユーマ「ごめん…」
仲間を殺したそいつはユーマの目の前にいた。
殺される…そう思っていっそう丸くなるユーマだった。
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