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「では事件のあった七月七日はやはり彼と一緒に居たのですか?」
「いえ、その日は彼にすっぽかされたんで同じ境遇の子と遊んでました」
「その子とお話できますか?」
「え?あ、ごめんなさい、名前を知ってるのかと思ってびっくりしました」
「え?」
「いえ、その子は園子って言うんですよ、花園の園に子供の子です」
「なるほど」
「なんなら呼び出しましょうか?」
「え?良いんですか?」
「もちろんです。イケメンな刑事さんが居るって言えば必ず飛んで来ますよ」
そういって、重要参考人の教授と同じゼミ生の森居蘭は微笑んだ。
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