神経症、再び。

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2012年頃、私は地元(馬と桜で一応有名なところ)のイ🌕ン🌕内店の薬店で登録販売者(市販薬の大半を販売できる資格)として能天気に楽しく働いていた。 そんなある日、まだ若い男性が解熱鎮痛剤を買いに来ていた。 聞けば、眠くならない解熱鎮痛剤が欲しいとの事。 まだ20代半ばから後半に見え、しかも男性なのに眠気を気にするなんて珍しいなと私は思った。 最初はバファ🌕ンを勧めたのだが、他の要望もあり違う解熱鎮痛剤を売ったのだが… 売った少し後に、その解熱鎮痛剤の注意書を読むと服用後、自動車等の運転はしないでくださいとの記載があった。 さっきのお客様はまだわりと近くにいる、追いかけて眠気が来ない別の解熱鎮痛剤に変えなければ… しかし…言いにくい…どうしよう… 結局、私はそのお客様に声をかけれずに帰してしまった。 あれで事故等は起きないだろう…私は自分に言い聞かせ、再びいつもの能天気で楽しい日々を過ごした。
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