魔法の力で未来を掴め！

一話 この世界で一人ぼっちの君

あらすじ
近代化という言葉がまったく漂ってこない都市の郊外に位置する町。そんな町で幼いころに両親をなくした主人公は警察官として交番に勤務していた。
ある日、主人公は見回りの際にボロボロのヒロインに遭遇する。始めは自身の正体を隠していたヒロイン。しかし、とある事件を切っ掛けに何が起こるか分からないガチャ魔法『ラッキーライズ』しか使えない魔法使いで、異世界からこの世界に召喚されたのだということが発覚。突如異世界から飛ばされ、帰り方も分からない、そんな踏んだり蹴ったりの状況で、文化や常識の違いと向き合い一人で生きていくしかないヒロイン。主人公は異世界人であるヒロインを元の世界に帰すため、共に帰る方法を共に探すことを決意する。しかし、寝泊まりする場所のないヒロインは主人公の家に居候することになってしまう！
仕方なくヒロインと共同生活をすることになってしまったことに戸惑いながらも、主人公は仕事の片手間にこの世界で生きていくための知識や文化を教えつつヒロインを元の世界へ帰すため奮闘する。しかし、ヒロインを異世界に帰す方法を探すということに困難を極める。しかも、度々魔法が使えるヒロインを狙うコレクターに追われることにも悩まされる主人公。
そんな中、自ら魔法で異世界から世界を渡って来たという人物が現れ、事態が進展する。しかし、彼女は自ら望んでこの世界に渡って来たため、自身は元の世界に戻る方法は知らないという。しかし、魔法で世界を渡れることを知ったヒロインは、元の世界に帰るために魔法の修行を始める。
そして、十分に魔法を磨いたヒロインは元の世界に帰ることを決意するが、帰る直前に、町の存亡の危機に瀕してしまう事件が起こってしまう。そして、今まで自分を良くしてくれた町の人々を、主人公を救うためには通常の魔法の一線を画す大魔法を使うしかない。しかし、代償として術者はもう二度と魔法が使えない身体になってしまう。ヒロインは元の世界へ帰ること、町を守ることのどちらか選択しなければならない状況で選んだ選択は……。