一話 この世界で一人ぼっちの君

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【人物】 <主要人物> 坂井 枩葉(まつば) 交番勤務の警察官。通称まっちゃん。町の見回り中でフーラと出会う。フーラの事情を知り元の世界へ帰れるように協力する。 年齢23歳、独身、ガタイのいい男性。 正義感が強く、揉め事があると勤務中に関係なかろうと止めに入るほど。交流関係が広くフーラの持つ人間関係の悩みを解消するのに役立つ。しかし、外見がかなり厳ついので、初対面の人や子供に怖がられたり、おちょくられたりする。見て目に反し頭の回転が速く、様々な事件・いざこざもその回転の速さで解決してきた頭脳派。年上のさくらんぼに敬語を使うなど礼儀正しい面もある。フーラが来るまでは一人暮らし。 家事は基本自分一人で完璧にこなせてしまう。また、面倒見も良くフーラに勉強だけでなく料理を教えたりするが、時にはそれが鬱陶しがられる。両親は枩葉が物心つく前に亡くなっており、祖父母に育てられた。面倒見が良すぎる面はこの祖父母の影響と親と言う存在への憧れによるもの。 一人暮らしは長く、趣味はお菓子作り、読書、映画鑑賞、などと家の中でできるものが多い。 フーラ・ハラック 突如魔法の世界から現代に≪異世界召喚≫された魔女。一方的に異世界召喚されたため戻り方が全く分からず彷徨っていたところを枩葉と出会う。これを機に枩葉の家に転がり込み自分の世界に戻る方法を共に探すことに。 年齢12歳の茶髪少女。 他人に強気な態度で接することが多いがとてもやさしい心の持ち主。元々孤児院の他人との付き合い方が分からない。それによって自身の本心を出すことをあまり良しとしないところがあり、衝突することがある。枩葉との生活でコミュニケーションの苦手意識は少しずつ解消していき、本来に自分を出せるようになっていく。 何が起こるか分からないガチャ魔法「ラッキーライズ」しか使えない。田舎町ランキルヒェの孤児院で育った。彼女自身は孤児で親の顔を知らず、両親が魔法の才能があったのかは不明。また、ラッキーライズは彼女の世界では実践に全く使えない+何が飛び出すか分からない危険な魔法とされ、ダメ魔法使いのレッテルを張られた。しかし、元の世界に帰るためにダメ魔法使いと言われいた自分に向き合い魔法の修行をする。
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