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珠羅「うんうん、いい感じになりそう!」
あざみ「わぁ……いよいよですね」
お互いに目を見合わせて頷きあう三人。
央「それじゃ、ちょこみんとさんは早速表周りの作画に入ってください。ちょっとキツめですが、27日までに全部の完成絵をもらえますか」
あざみ「了解しました! もう冬休みですし、大丈夫です」
珠羅「あ、さみだれでいいから出来たのから送って。表1だけでも完成絵があれば、レイアウト始めちゃうから」
あざみ「はい!」
皆の表情は明るい。央が壁にかかっている時計にちらりと目をやると、針は21時を示していた。
央「もうこんな時間か。ちょこみんとさん、遅くまで済みません」
あざみ「いえ、全然! 楽しくてあっという間でした」
珠羅「ねぇねぇ、お腹減ったし何か食べ行こうよー」
話しながら荷物をまとめる3人。事務所の外に出ると、雪がちらついていた。
央「お、降ってきたのか」
あざみ「わぁ…! ホワイトクリスマスですね!」
珠羅「クリスマスだってのに全員仕事かー。寂しいねぇ」
あざみ「そんなことないです、最高のクリスマスですよ!」
そう言って、両手を胸の前でぐっと握りしめるあざみ。珠羅は苦笑しながら返す。
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