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高木のアカウント登録をしたことをすっかり忘れてた。
俺はスマホの画面を開けた。
先輩、登録ありがとうございます。
そんなメッセージが高木から入ってた。
それだけのメッセージなのに、何故か俺はドキドキした。
そしてなんて返そうかとその画面をじっと見つめていた。
こういう時、何を返せばいいのか…。
姉貴でもいれば聞けるのだろうが、今はバイトに行っている。
彰が言うように、このSNSからデートすることになって、付き合う事になって、アレも…。
ダメだ。
一人で考えていると変な方向に行ってしまう。
もっとまじめに考えよう。
俺は濡れた頭をタオルで拭きながら窓の傍に立った。
周囲は俺の事をどう見ているのだろうか。
頑張って特に好きでもないブラックコーヒーを飲んで頑張ったんだ。
大人に見られているだろうか。
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