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そんな事を考えながら俺はスマホに手紙のようなダラダラした文章を書き込んでいた。
そしてそれに気付き、可笑しくなった。
何やってんだよ…、俺は。
我に返って書き込んだ文章を消した。
そして、きれいに消した画面を見て息を吐く。
俺はその画面に、「チョコミント」と、それだけを入力して送信した。
高木からのメッセージは秒速で返ってきた。
多分俺からのメッセージをずっと待っていたのだろう。
チョコミントって何ですか
普通はそう来るわな…。
俺は変なやり取りに微笑んだ。
好きなモノ。
チョコミントアイス
再びそう書き込んで返信した。
高木の返信はまた秒速だった。
なんかの川柳だったか、「想いの強さはメッセージの返信の速さでわかる」ってのがあった。
その川柳が本当ならば高木は俺の事が相当好きなのだろう。
そうやって男はどんどん調子に乗って行く。
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