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家に入るとリビングで大学生の姉貴が涼しげな格好でアイスを食べながらテレビを見て大笑いしてた。
大学生は気楽で良い…。
俺は半ば呆れてソファに座り、高木の手紙をテーブルの上に投げ出してた。
エアコンの効いた部屋は天国だ。
姉貴の食べるアイスが美味そうに思えて、冷蔵庫へアイスを取りに立つ。
リビングに戻ると俺がテーブルの上に置いた高木の手紙を姉貴が読んでいた。
俺は文句を言ってその手紙を姉貴から取り上げると、姉貴もニヤニヤと笑い、俺の横に座った。
「我が弟ながら、やるねぇ。このスケコマシ」
スケコマシってなんだ…。
姉貴の好きなモノってなんだろう…。
姉貴に訊くと、姉貴は少し考えて、
「うーん。お笑い…ビール、牛乳プリン、お寿司、後なんだろう…。おしゃべり、服、広瀬アリス…エグザイルかな」
何なんだ、このまとまりのない答えは…。
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