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眼の造りが変わっているとかではなく、何と言うか、魅入られる。何でも言うことを聞いてしまいそうに。
それ以外は身体も細身で胸がそんなにあるわけでもない。
ただ眼に魅入られる。
我を失う程に。
「もうすぐ時間だからゆっくりできないけど、また来てね。ここに来るときは必ず私を指名して。約束よ。私はあなたの初めての女なんだからね」
女はやや長めのキスをすると、最後に一言付け加える。
「営業じゃないから!本当にあなたに逢いたいの…」
魅入られる。
男は思う。また魅入られに来ると。
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