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◇ あらすじ ◇
※物語ラストまでのネタバレあり※
枠線ワープが使えるようになった。
そうほざいた友人テオの実験台にされ、ジークはその身一つで何処とも知れぬ森に飛ばされる。そこで出会った有角サモエドのましろ、鳥人間のフクをお供に引き連れ、ジークの笑いあり涙ありバトルありのエクストリーム帰宅譚が今、始まった!!
……と、言う割にあっさりと帰宅を果たしたジーク。
いらんことをやらかしてくれた友人テオを一発ぶん殴るために登城すれば、悪びれない友人から現在この国で起こっている異常災害について説明される。
曲がりなりにも勇者であるジークはお役目を果たさなければならない。「弟のお目付役ヨロシク!」と嬉々として面倒ごとを押し付けてきやがった国王に(物理的に)背を押され、王弟、魔獣、鳥人間と共に、異常災害の原因を探る旅へと出立するのであったーー!!
時には鬱蒼とした森で大型肉食獣に追いかけられそれを返り討ちにして食し。
時には灼熱の砂漠で遭難し、偶然たどり着いたオアシスで砂漠の果実を食し。
炎の山でドラゴンと戦い、麓の温泉でまったりと過ごし。
鍛治の国で剣を作ってもらい、うまい地酒を心ゆくまで堪能し。
行く先々で面倒ごとに巻き込まれつつ、意地でも美味しいものを食べ、なんやかんやで旅を楽しむ勇者御一行。
なんやかんやで異常災害の原因は強大な力を持った邪龍であると判明し、それを討伐するために、大陸一高い山脈へと挑む。
死闘の末邪龍を討伐した勇者たちだったが、紆余曲折あった末、なんとーー半分邪龍化してしまった!
原因は多分、邪龍を食べたから。
容疑者である勇者は、「飲まず食わずで死闘を繰り広げていたため腹が減っていた。まさかこんなことになるとは思ってもいなかった」と容疑を認めているとのことである。
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