突然、プロポーズです

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突然、プロポーズです

『たまにはご飯食べに来て下さいね。』 ちょっと泣きそうな顔で和恵さんが見送ってくれた。 結構増えていた私物を山元の車に乗せてもらい、同居解消となった。 職場ではまだ俺のアシスタントだったので、会社に行けば逢う事が出来たが、とても淋しかった。 「山元、お前、独り暮らししてもらっても良いか?」 「何?俺に出て行けって事?」 「あー、まあ、そうなるかな?」 「ふうん、やっと捕まえる気になったか? まあ、良いけど。 今晩、飯食いに来い。 時間を見て出掛けてやるよ。」 「サンキュ。」 さて、なんて言って口説いたものやら。 どうすっかな。
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