68人が本棚に入れています
本棚に追加
「お茶どうぞ。
そういう事でアシスタントだから、何でも言って下さいね。」
山元の妹の和恵が温かいお茶を入れてくれた。
肩にかかる位の黒髪、化粧気のない顔、兄の山元義和と良く似た一重の目。
いかにも部屋着と分かるスエットの上下。
身長は俺の肩位に思える。
美人の部類ではないのが、緊張しなくて助かった。
しかし、ズブの素人がアシスタントって、どう使えば良いんだ?
コピー取りとか、そんなもの位か?
まあ、大して働かなくても社長の親族だから問題ないのか?
う~ん、まあ、明日考えるか。
彼女の作った夕食をご馳走になった後、シャワーを浴びて眠りについたのだった。
最初のコメントを投稿しよう!