プロット

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夏菜子には好きな人が居た 高校1年から同じクラスの鈴木大地くん 男子と話す事はまれな夏菜子だが、ある日漫画の貸し借りをクラスでしていたら彼から声を掛けられた そこから仲良くなって、気がつけば好きになっていた でも彼はクラスの人気者だった 自分の気持ちは秘めておこうと、夏菜子は心に決めていた ある日、学校からの帰り道、夏菜子は信じられないものを見る 空から何かが降ってきて、夏菜子の頭を直撃した 痛みに悶えつつ何が起こったのかと思い前を向くと、10センチ程度の男の子の人形が仁王立ちして、こちらを見ていた そしておもむろに話し出したのだ 俺は小人のハロルド 神からの命令で、お前の願いを1つだけ叶えてやる 何でも言え 意味が分からなかった しばらく身体が動かなかったが、ハロルドの真剣な表情を見て少し冷静になった しっかりと説明を聞くべく、とりあえずこのハロルドと名乗る小人を家に連れて帰ってきた 改めて、詳しくハロルドの話を聞かせてもらう ハロルドが住んでいるのは空の雲の中 人には見えない結界があり、その中で神と呼ばれる存在と共に何人もの小人が暮らしている ここでは元罪人の魂を集め、人の役に立つ行いをし、転生させる機関で、世界の幸、不幸のバランスを保つ業務を行なっているとのこと ハロルドも人として生きていた頃の罪を償うため、小人として現代に仕えているとのことだった 選ばれる人間は神が決める 神に選ばれた夏菜子の元へ、ハロルドが派遣された そういうことらしい 話を聞いた夏菜子は素直に現状を受け入れた 漫画が好きだったこともあるが、いまいち実感がなく、フワフワと受け入れただけ、というのもあるが、、、 お前の願いごとは何だ? そう聞かれて、夏菜子の頭にすぐ浮かんだ願いがあった だが恥ずかしさもあり、なかなか声に出さずにいると、ハロルドから好きなやつがいるのかと言われる 小人には願いを叶えるために様々な能力が付与されていて、人の心を読むのもその能力の1つだという 言い当てられて恥ずかしかったものの、意を決して、彼と仲良くなりたい、と告げた 任せろ、と彼はニヤリと笑った
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