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あとがき
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
BLを書き始めて約10年。最初に書いた作品はどうしていいかわからず、趣味の映画をドカドカぶちこんだお話しでした。作中に自分が投影されまくることに身もだえしながらなんとか書き上げたのを覚えています。
次に書いた「physical love」は開き直って自体験を書いてしまえ!と書いた話。「読み終えた日、夜眠れませんでした」という感想をいただいた時はどう解釈するべきかと。心がザワザワしたならそれはそれでいいかと。
その次は「忘れた心、探す想い」これは破局寸前のカップルにおこる不思議な物語。
それでわかりました。私の書く者は「ほのぼの」「甘々」とは程遠く、暗いしエロはないし需要なさそう……という現実。
じゃあ、かわいい雰囲気でほのぼのしていてクスクスできるような作風にチャレンジしてみようか。ベタに幼馴染(しかもお隣さん)設定でどうだ!学生にしよう、そうだ若者だ!
それで出来上がったのがこの「bitter」です。書き終えて……うわ~このスタイルは私には無理だわ!うん無理!という結論に。
書ききれなかった場面を盛り込んだ「hometown」という続編と番外編的なショート一本でサトシとコウタロウは幕引きいたしました。
その後とりかかったのが「ぬりつぶす」です。難産で完結させるまで2年かかりました。そしてシリーズとして連作に。
今考えると「bitter」に取り組んだから「男前とヤサ男」が書けたのかな~と。昔の作品なので恥ずかしさひとしおですが、エイヤ!と公開することにしました。
コメント、☆彡、しおり、数々のリアクションありがとうございます。モガモガしながら書いていた過去の自分も喜んでいます。もちろん現在の私も。
順次UPする作品もお付き合いいただけたら大喜びします!
読んでいただき感謝です!!
せい
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