2人が本棚に入れています
本棚に追加
また新しい今日が始まった。
だけど、今日は少し違っていた。
「きゃぁあ〃〃
誰っ!?あの男の子!!!!」
「えっ、バスケ上手すぎっっ!!」
「顔はよく見えないけど、オーラがっ!!あのキラッキラしてるオーラが!!」
休み時間に周りの友達が教室の窓の外を見て キャッキャッ している。
「なに見てるの?」
「あ。見てみなよっ!ちょーカッコいい人がいるの!!」
窓の近くへ半ば引きずられるようにして連れてこられた。
………どれどれ。
「あ……。」
あの人か。
明らかに他の人とは違う俊敏な動きをしている。
太陽の光に輝く真っ黒な短髪に濃紺色の瞳。
まぁまぁの高身長。
こんなに暑いってゆーのにちゃんと制服を着ている。(半袖。流石にネクタイは無い。)
あり得ない。素晴らしき優等生。
私は思いっきり茶髪だから少し羨ましいかな…。
シュッ……………
あ。ゴール入った……。
(うちの校庭は普通のグラウンドとゴム製のバスケコートがある。)
「誰なんだろー〃」
「転校生かな!!」
最初のコメントを投稿しよう!