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すると私たちの声が聞こえたのかのように、その男の子がこちらに振り向いた。
「え!?なんで私(たち)の方を見てるのかな!?」
「…あぁ。…イケメンと…目が合っちゃった…。どうしよっ!!」
イヤイヤ、どうもしなくていいでしょ……。
てか、2階の窓際なんて普通は見ないよね………?
「………。…?」
それにしても…めっちゃ私…見られてる気がするんだけど…………? 自意識過剰……かな…?
そんなことを考えていると、整った顔が急に ふっ と瞳を細めて微笑んだ。
「………っ!?」
「あっ……。もう私死ねるわっ……。」
「イケメンの微笑みっ!!直視したら目やられるぞっ!!」
他の子が キャッキャッ して落ち着きがなく、静かながら私も落ち着いてはいなかった。
(………。何?最後の…………………
『また、あとでね。』って…………
言われてないのに、直接 心に聞こえてきた……?正確には…伝わってきた……?)
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