あらすじ

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 魔法の設計図である魔法陣を描く「技師」と発動する「術師」が存在する世界。  平民のレイン・ブラックストーンは、魔力を持たない特異体質。師匠のカールに聞いた「深淵の魔法師」のようになるために、王国最高峰のアストレア魔法学院に転入して、相棒の術師を探す。  転校してすぐに問題を起こして、貴族のアリス・ウォーロックとは険悪な仲だったが、学院の生徒や教師を狙う殺人鬼を共に撃退したのをきっかけに、アリスと組むレイン。  絆を深めていく二人だが、ある事件で魔力がない自分を痛感したレインが魔法師を目指していいのか迷い、アリスと喧嘩する。その後、学院を占拠するテロにアリスが巻き込まれ、レインが一人で助けに行くが、全く歯が立たずに絶望した時に魔法師のローランド・ブラッセルに助けられる。その後、アリスと仲直りして、レインはもう一度魔法師を目指す。  校舎を直している間、レインはカールから両親が魔法師で、自分を蘇生させたことを知る。共についていったアリスは、父のルドルフ・ウォーロックがレインの両親を殺したかもしれないと知り、レインには言えずに隠す。その後、レインは自分でも使える魔法を無効化する魔法陣を完成させる。  学院に戻ると、男女が結ばれやすいと噂の復活祭の日に、レインがアリスとデートの約束をする。デート前日に、アリスはルドルフにレインの両親について問いただすと、ルドルフがレインの両親を殺して「蘇生」の魔導書を奪い、病死した母を生き返らせようとしていると知る。その後、ルドルフに操られたアリスは、待ち合わせ場所にいるレインを重傷に負わせる。カールはルドルフの目的を知り、止めようとするが、殺される。  カールが残した手紙でルドルフが黒幕と知ったレインが、仲間たちと共にウォーロック家に向かう。操られたアリスを無効化の魔法で正気に戻した直後に、ルドルフが蘇生の魔法を発動させてアリスが生贄にされる。ルドルフにカールを生き返らせたければ見逃せと言われるが、レインは断って蘇生の魔法を無効化にして、ルドルフを倒す。  数日後、国王からの授与式を欠席して、レインとアリスがカールの墓に行く。
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