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プロット
一瞬だけ体の内側を風が吹き抜けるような感覚が永朔(えいさく)にはあった。
気がつくとそこは見知った教室ではなく、見知らぬ大きな部屋。
彼らは明治日本風の世界に来ていた。
とある国により、主人公の属する2年7組は異世界に召喚される。
話によると世界を侵食する霧から世界を守ってほしいとのこと。
なんでも召喚された者たちにはそれぞれ〈神器〉と呼ばれる特殊な力があるらしい。術(魔法)により、各自の〈神器〉、いわゆるスキルが明かされていく。
その中でただひとり、主人公──永朔だけは〈神器〉がなかった。
永朔だけは武器を持つことを許されず、霧へ向かうことも禁止される。
永朔は無能の烙印を捺されクラスから孤立していく。
永朔はこれ以上の扱いを受けることを恐れて、情報収集などでクラスのバックアップを行なっていく。
この世界について調べ、定期集会にて話すなど。
親友である歌春の神器の効果の検証の手伝い、ほか。
以下スキルの検証
クラスメイトである荻の神器【換】の検証。彼女の神器について考えるうちに、羽曳野の神器【蔵】と組み合わせることで、とんでもない相乗効果が得られることが発見された。
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