第一章 一話 入学式

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 「ちょっと長くなるからな。」  召喚魔道術とは、自身が高校生になってから認められている魔術。その魔術は生涯共に歩むとされている使い魔と契約する事を意味する。出て来る使い魔は自身の魔力により変わってくる。未だに使い魔の種類が確認取れていないため研究中である。召喚される物は動物やら魔獣やら神獣やら時には悪魔の使い手だったり、天使の使い手だったり中には珍しい精霊の使い手もいるらしい。召喚魔道術は世界の法律で二体までとされている。なぜなら複数召喚してしまうと使い手と使い魔の間に何らかの亀裂が入り死に至る可能性が高いからだ。とは言え二体の使い魔と契約召喚している者は数人しかいないとか。    「ざっとこんなものよ。」  「随分と長かったな、でもよく分かったありがとう」  「うぅ、情報がいっぺんに入りすぎて処理できないわ。」  マサトはすぐ理解したものの雫は頭を抱えていた。その様子をマサトは見て少し顔を赤くしていた。  (か、かわいいじゃねえか)  話をしているうちにクラスについたようだ。好きな席にいけと教師に言われたので三人はすぐに窓際の後ろの方に座った。そして教師の話が始まった。     
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