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「皆初めまして、今日から卒業まで担任になる柳原 玄道だ。見ての通りこの場にいる者はこれから三年間共にしていく奴らだまた時間があるとき互いにしゃべっておけ。それで明日はさっき明智が言っていた通り、実力と召喚魔道術のテストがあるから気を引き締めてこいよ。俺からは以上だ。質問のあるやつはいるか?」
すると一人の男が手を挙げた。
「せんせー、ちょっといいですかぁ?中にはあんなちびっ子もいて大丈夫なんですかぁ?」
挑発するかのようなしゃべり方である方向に指を向けながら喋った。その方向にいたのはマサトだった。周囲からはクスクスと笑い声が聞こえた。
「俺はあんな何もできなさそうなやつとこれから一緒にやっていくって考えただけでこのクラスが弱くなるんじゃないですかあ?」
柳原はクラス名簿を取りどうやら名前を確認しているようだ。
「えーっとお前は東 麗矢(あずまれいや)か、お前が指さした奴は比嘉頼マサトだ。今は何を言おうが仕方が無い。東、結果は明日だ。明日の評価でどうとるかよく考えておけ。」
するとマサトはその場から立ち上がった。
「おい、そこの黒髪オールバック野郎。今ここでやってもいんだぞ、その代わり痛めあうのは覚悟しとけ。」
怒りを表しているマサトを雫と銀也は必死に止めていた。
「ちょっと、マサトやめなさい。あんなの相手にしなくていいのよ。」
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