第一章 一話 入学式

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第一章 一話 入学式

 朝、道場で足のこすれる音と共に竹刀の空振りをする少年がいた。  「毎朝毎朝、何で空振りとか筋トレしなくちゃならないんだ。」  少年は息を切らしながらも独り言を言っていると、一人の老人が入ってきた。  「こらマサト、つべこべ言わず特訓に励むのじゃ。」  少年の名は比嘉頼マサト 常に筋トレをしている為バランスの良い筋肉がついている。目つきは一重だが顔のバランスがいいのでよくモテるとか。特徴は髪の毛の色が赤色なことである。因みに昔から怒りが爆発すると目の色が赤色になることがある。だがこの目の色にはまだ知られていない能力が秘めていたことはマサトはまだ知らなかったが後々この能力が開化されていく。  「うげ、爺ちゃん来たのかよ…」  老人の名は比嘉頼 暫造(ひがら ざんぞう)。暫造は、老人とは思えない体つきでその体に答えるようにあらゆる武術を取得している超人爺さんだ。この人も赤い瞳の持ち主。  「ちゃんとお前のおやじがわざわざ死ぬ前にあいつの今後のためだって書いてくれたんじゃから、無駄にすることは許さんぞ。」     
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