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「ちょ、何するの」
マサトは彼女に座らせてその隙を見て相手の二人組が襲ってきた。
「よそ見していると死ぬぞ!」
「女の前で恥かいて死んでろ!」
二人組が竹刀を下から上に振り上げた瞬間、マサトはガラ空きになっている腹を両手でついた。
比嘉頼流 合気道 掌底
「「ぐはぁっ!」」
相手の腹に食い込む勢いで二人は数メートル後ろにあった壁まで吹っ飛んでいった。
「毎回喧嘩売られるとき見た目で判断するやつおおいいんだよな。んじゃそこの君俺は学校行くから体お大事に!」
相手よりも小柄なやつが掌底一発で吹っ飛ばしたことに彼女は驚きを隠せないでいる。
「あ、ちょっと待ってよ!」
「何だ!またあれか?何で助けたのよとか言うんだろ!俺はそんなこと聞いてる暇ないんだよ。」
彼女はむすうっとした顔でマサトに怒った。
「ち、違うわよ!助けてくれてありがとうって言いたかったのに何でそこまで言われないといけないの。」
涙をこらえながらマサトの方に向かいほほを膨らまして睨んでいる。
「え、あ、ああ、ごめんな。強く言い過ぎだったな。同じ制服ってことは学校一緒なんだろ、学校まで一生に行こうよ。の前に名前は?」
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